当番世話人挨拶

第33回腎移植・血管外科研究会
当番世話人 宍戸 清一郎
東邦大学医学部 腎臓学講座

宍戸 清一郎

この度「第33回腎移植・血管外科研究会」を主催させていただくにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
会期は2017年7月6日(木)~8日(土)の3日間で、神奈川県小田原市のヒルトン小田原ホテル、リゾート&スパにて開催させていただきます。

近年、新しい強力な免疫抑制剤の導入や術前術後管理の進歩に伴い、腎移植後の急性拒絶反応の抑制、移植腎予後には有意な改善を認めていますが、多くの課題も残されています。

臓器移植は手術を起点として展開される医療であり、本来手術には100%の成功が求められていますが、高齢者や様々の合併症を抱えた腎不全患者さんにも移植の適応が拡大され、治療に難渋する症例も増えています。また外科的手術手技に関しても大きな変貌がみられます。ドナーにおいては鏡視下の血管処理や手術が標準化され、新しい画像解析を用いた術前術中評価やシミュレーション、またロボット支援による血管外科手術も普及してきています。

さらに、このような強力な免疫抑制療法とともに術後の感染症や他の合併症も多様化しており、これらの管理にも習熟する必要があります。また、更なる長期予後の改善を求めて、慢性(抗体関連型)拒絶反応や薬剤の慢性腎毒性などにも関心が高まっています。

今回の学会では、これまで先人が築いてきた知識や手技を整理し、さらに現在の問題点やこれからの展望について明らかにして行くことができればと考え、学会のテーマを「Link to the past and to the future:越えられたハードルと今後の課題」とさせていただきました。

特に熟練医のみならずこれからの移植を背負って行く次世代の移植医に興味を持っていただける様な内容にしたいと考えて、プログラムを構築中です。

開催地の小田原は、北条氏の居城であった小田原城を有し、相模湾の豊富な魚介は最高に美味です。また元箱根や芦ノ湖まで約20kmと、箱根観光にも便利な立地となっています。さらに会場のホテルは、箱根の山々を背景に、相模湾を一望できる標高183mの丘に位置し、そこから眺める景色はまさに絶景で、初夏の風景は昼間の発表や討論の合間の疲れを癒してくれることと思います。
東邦大学スタッフ一同この研究会を誠心誠意、運営してまいりますので、是非とも会員の皆様のご協力をいただき、多くの方が本会へ出席を賜りますようにお願い申し上げます。

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